「たった1ビット」の思考修正|ダーツ上達に必要な考え方
ダーツを投げて、狙ったターゲットから「1ビット」ずれて外れる。
これが何度も続くと悔しいですよね・・・。
特によく見るのが、上の写真のようにクリケットで20トリプルを狙った時の「5トリ」「1トリ」「5トリ」・・・
まるで狙っている20を避けて刺さっているかのような光景。大体Bフライトの後半辺りからよく目にする光景です。
このような経験は誰にでもあると思います。大事なのはそれから。
あなたは、「1ビット」狙ったターゲットからずれてしまった時、何を考えますか?
この記事では、狙ったターゲットからの1ビットずれが頻繁に起こり始めた時に、是非意識してほしいことを伝えていきます。
この意識を持つか持たないかで、上達の速度は格段に変わってくるでしょう。
上達を阻む思考
1ビットずれが続いた時に陥りやすい思考とは・・・
- 「ほとんど入ってるのに」
- 「今日はついてない」
- 「1ビットなんて調整できないよ」
このように思ってイライラしながらダーツを投げたことはありませんか?
もし、今でもこのように考えながらダーツを投げているとしたら、上達のスピードを遅らせるばかりか、ダーツが嫌いになってしまう可能性もあります。
ダーツの大会で1ビットずれて外れた時も仲間から
「大丈夫!ほとんど入ってるよ!」
「アンラッキー!」
という声がよく聞こえてきます。これは優しさですね。
試合中は気持ちを切り替えるために、このような考え方をすることは悪くはないのですが、練習ではよくありません。
では、1ビットずれた時にどのような意識を持てばよいのでしょうか?
1ビットずれは1ビットずれた訳ではない!
もう少し詳しく言うと、
1ビットずれは狙ったポイントから1ビットずれた訳ではない!ということです。
では、もっと分かりやすいように写真を使って説明します。
上の写真の左の矢は、20トリプルの真ん中に刺さっています。ここが20トリプルに投げる時に狙う場所ですよね。(普段ターゲットの真ん中を意識して狙っていないという人は今から意識して狙ってください)
そして右の矢は1ビット右にずれて、1のトリプルに刺さっています。よく見る光景ですね。
では、左の矢と右の矢は何ビットずれていると思いますか?
実は6ビットもずれているのです!!
この状況を「1ビットしかずれていない」と捉えるか、「6ビットもずれている」と捉えるかで、上達のスピードと幅は激しく変化します。
「1ビットしかずれていない」と考えてしまうと、それは「1ビットを狙えるようにならなければいけない」ということになります。
世界のトッププレイヤーでも、1ビット単位での調整はとても難しいことです。それをやろうとするのだからイライラもしてしまいますよね。
しかし、「6ビットもずれている」と考えることができたら、もう少しその幅を縮めることは可能だと思いませんか?
20のトリプルの真ん中を狙って、5ビットずれても20のトリプルに入るんですから・・・。
ちなみにブルの場合は、1ビットずれて入らなかったら7ビットずれてますよ。※フェニックスの場合
ターゲットの真ん中を狙うことで得られるメリット
このように、常にターゲットの真ん中を狙う意識を持つことで、自分の癖も分かるようになります。
20トリプルを狙って、3本すべてが20トリプルに入ったとしても、3本の矢が真ん中より右にずれたのか。左にずれたのかを意識してみてください。
多くの人は、狙ったターゲットから外れた時にだけ「あ~。右にずれたな」などと考えますが、狙ったターゲットに入った時も、「そのターゲットの中心からどのくらいずれているのか」を考えられるようになることで、効果的な練習をすることができるようになります。
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