ダーツを本気で上達するためにすべきこととは？

「ダーツを本気で上達したいけど、何をして良いのか分からない」「これ以上ダーツの実力が上がる気がしない」このように思ってしまっている方は、少し発想を変えて考えることで「今すべきこと」が見えてくるかもしれません。

サッカーやバレーボールなどのスポーツでプロ選手になれる人は、学生時代から部活やクラブチームに入り、指導者や仲間と共に毎日必死に練習をしています。それでもプロ選手になれる人は、ほんの一部の人だけなのです。

部活やクラブチームに入らずに、独学で練習をしてプロ選手になれる人は恐らくいないと思います。

しかし、ダーツの場合はダーツ部というものが普及していないので、ほとんどの人が指導者のいない環境の中、独学で練習をして腕を磨きます。

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ほとんどの人が大人になってから本格的にダーツを始め、早い人では１年もかからないでプロ選手になります。

私は、小学生の頃はサッカークラブで４年間サッカーを学び、中学校～専門学校の８年間はバレー部でバレーボールを学んできました。

その経験の中で「強いチームの共通点」や「弱いチームの共通点」などが見えてくるようになりました。

その経験も織り交ぜて、ここでは「もしダーツ部があったらどのようなことをして上達していくのか？」ということを書いていきます。

強いチームと弱いチームの共通点

私の経験上、強いチームは入部してからの数カ月は基礎練習のみを徹底的にやらされます。新入生は基礎練習をやりながら先輩のボール拾いをします。

数カ月間の基礎練習と先輩のボール拾いという地味な練習に耐えてこれた選手だけに、実戦的な練習をすることが許されるのです。

一方、弱いチームは最初から楽しく試合形式の練習をしたりしてしまいます。その結果そのチームの選手は基礎がおろそかになったまま成長してしまい、選手の力を充分に引き出すことが出来ず、フォームのきたない（自己流）選手が多いです。

最初は弱いチームの選手の方が、試合形式の実戦的な練習をしているので上手になっていくかもしれませんが、両チームの選手が３年生になった時には基礎練習を徹底的にやって基礎を身に付けた強いチームの選手が確実に上手になっているのです。

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では、「強いダーツ部に入部したらどのような練習をするのか？」ということを私の想像で書いていきます。

強豪ダーツ部に入部

最初の１カ月は、素振りだけを徹底的に練習します。実際にダーツを投げることはできません。残りの時間は先輩の投げたダーツを抜いて先輩に渡します。

この練習では、正しいフォームを身体に浸み込ませることで力まず綺麗にダーツを投げる事をできるようにしていきます。また、先輩の投げる姿を何度も見ることで正しい投げ方を頭の中に焼き付けることができるのです。

２カ月目からは、２４本のハウスダーツを使って実際に投げる練習をしていきます。この段階ではターゲットを狙うのではなく、素振りのフォームと同じフォームで力みすぎずに、ダーツを綺麗に飛ばすことだけを意識して練習します。

軽いハウスダーツを綺麗に飛ばせるようになることで、抜群の安定感を得ることができます。また、１回に２４本を連続して集中的に投げ込むことで、ボードからダーツを抜きに行く時間を短縮できる分、速い段階で綺麗なフォームで投げることを身体に覚えさせることができます。

このように１年生のうちは基礎練習のみを徹底的に行い、確実に基礎を身に付けさせます。

２年生になるとマイダーツを持つ事が許されます。そのマイダーツでやっと０１やクリケットなどの実戦的な練習を始めていきます。

１年間ほぼ毎日基礎練習のみを徹底的に行ってきているので、この段階でレーティングを算出するとほとんどの生徒がＡフライトになっていると思います。

３年生が引退するまでの数ヶ月間は徹底的に実践練習を行い、その後はひたすら練習試合をして実践慣れしていきます。

もしこんな環境の中で毎日ダーツをする事ができたらどのくらい上達すると思いますか？

恐らく卒業後にダーツプロになる選手が続出すると思います。

今やっている練習法はどちらに当てはまりますか？

あなたが今やっている練習法は「強いチームの練習法ですか？」それとも「弱いチームの練習法でしょうか？」

恐らくほとんどの人が、最初からカウントアップや０１やクリケットで練習していると思います。私もそうでした。

それがいけないとは言いませんが、もし「今よりもっとダーツを上達したい」と考え悩んでいるのであれば、「強いチーム」「上手な人」ならどのような練習をするのか？という事を考えて、それを実際に実践してみることで、今よりももっとダーツの実力を上げることができると思います。